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石の上にも八年!?

こんにちは、アークエッジ代表取締役の林です。
最近は、自社の採用活動や、自分が関わっている案件で20代前半~半ばの方々とお話しする機会が多くあります。

そうした方々との貴重なご縁だと思うにつけ、この折角の機会を何らか自己発見や自己成長に繋げて頂きたいと自分なりに気を引き締めてやっています。
そんなこんなで、若い世代の方々の成長やキャリア開発についても日々色々と考えていますが、私は「石の上にも三年」と言わず、「石の上にも八年!?」くらいの気持ちで腰を据えてひとところで頑張ってみるのもいいんじゃないか、と感じています。

自分のことを振り返ってみると、私は社会人になったのが周りより少し遅く20代は、3年半ほど一つの会社で働き、その後は簿記・会計の勉強をするために専門学生として2年間過ごし30歳直前になって、2社めとなる会社に中途入社しました。
そして、その会社で7-8年くらい様々な経験をさせて頂いたのちにアークエッジを創業しました。
1社めも2社めも、本当に素晴らしい会社で働けたと思います。
(自分で創業してみて、素晴らしい会社だったことが骨身に染みてわかります、、)
それぞれに、心の師と仰ぐような上司や先輩とのご縁もありました。
一方で、「1社めの3年&2社目の前半3年」という期間と「2社目の後半3-4年」の期間を比べて思ったことがあります。
それは、社内外の人脈、業務スキル、経験値は、ある会社で3年くらい仕事をした場合と7-8年くらい仕事をした場合で、その濃さやレベルが大きく変わってくる、ということです。
もちろん、3年くらい頑張る中で、培われるものもそれなりにあるとは思いますが4-6年目あたりで、自分の中に形成されていく財産(人との繋がり、経験値)・力量に大きな変化点があるように感じます。
実際には様々な状況があると思うので何が何でも7-8年、ひとつの会社に居続けた方がいいとは言い切れませんが

7-8年くらいを目安に、ひとところで腰を据えて頑張ってみると自分なりに一段上のレベルに成長してくことができると思いますし見方を変えると、「少なくとも7-8年はここで頑張ってみよう!」と思える会社を選べるといいと思います。
人材の流動化が進み、新たなチャレンジがしやすくなったり、社会が活性化していくことはいいことですが転職しやすくなったことで、就職活動の際に会社を見る目に真剣さが足りなくなってしまうような状況は個人にとっても、会社にとっても避けたいところです。
「組織は人なり」と言いますが、私は会社選びの際にも一番に、その会社の人を見るべきだと思います。
人を見て、「この人たちの会社の一員として、腰を据えて頑張ってみたいと思えるか?」を自問自答してみるのです。

私は、会社のメンバーの成長を考える時、まずは楽しく働いてもらうことを考えます。
仕事における「楽しく」というのは、「仕事の中で自主性や主体性を発揮する」ことでこうした状況を実際につくっていこうとすると、とても難しく私も日々悪戦苦闘していますが、メンバーが自主性や主体性を発揮する環境をつくれるかは、経営者/経営層の腕にかかっていると思います。

仕事の中で少しでもいいので、自主性や主体性が発揮されると自分なりの創意工夫が始まります。
すると、仕事の範囲が広がっていくので、これまでなかった壁が立ちはだかってきます。
そこで苦しい気持ちも味わいながらも、自主性や主体性の歯車は回り始めているので自分なりに考えたり、先輩や上司に自分から相談したりしながら、その壁を何とか乗り越えていきます。
これが、一つの成長モデルだと思います。

私たちの会社のパーパスは、
『企業と人の成長を支援し、IT業界のみらいをつくる』
です。
ここに込めた願いは、これからの社会を明るい展望を描けるものにしていきたいということ。

そのためには、
自社のメンバーの成長はもちろんのこと、
これからの社会を中心となって盛り上げていく世代の方々の成長についても
色々と考え、できることをやっていきたいと思います。
皆さんの挑戦と成長を、心から応援しています。