キャリア
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エンジニアとしてどんなキャリアを目指すか考え中の方へ

こんにちは、アークエッジ代表取締役の林です。

今回は、エンジニアとしての実務経験が1~5年目くらいの方向けに、キャリアの方向性についてお話させて頂きます。
エンジニアキャリア1~5年目の方にはエンジニアとして社会人になった方もいれば、他の職種を経験してからエンジニアにキャリアチェンジした方もいますので、ご年齢や社会人経験は様々だと思いますが、その点はあまり気にされずお読み頂ければと思います。

なお、アークエッジでは、エンジニアのキャリアの方向性として大きく3つのキャリアプランを定めています。

①PM/リーダーを目指すマネジメントコース
②技術を極めるスペシャリストコース
③幅広い知識と経験を培うゼネラリストコース

このキャリアプランは主に、ある程度経験を積んで自分の強みや目指したい方向性が見えてきた方向けのものなので、エンジニアキャリアの初期段階では、無理に方向性を決めずに、まずは色々と経験していくことが良いと思います。

エンジニアキャリアの方向性は基本的には、自分の興味関心・知的好奇心・面白そうと思うことを大事にして
少しづつ定めていけばいいと思いますが、すぐに定まるものではなく、色々と考えたり迷ったりする方が多くいらっしゃると思いますので、そんな方々に今回のお話が少しでも参考になれば幸いです。

私は以前、IT関連の事業会社における新規事業開発で、優秀なITエンジニアの方と関わったことがあります。
その方がすごいと思ったのは、ITエンジニアとしての技術力や専門性を持っているだけでなく、ビジネスサイドのメンバーと、事業やビジネスプロセスに関することなども、対等に話ができることです。
「こういう人って、きっとどこに行っても困らないんだろうな」と思った記憶があります。
この方は、ITエンジニアという立場ですが、ビジネスの目的達成に向けて必要なスキル・経験を、幅広く持ち合わせていました。

エンジニア以外の専門職に、例えば企業法務があります。
今の時代は、弁護士資格を持ち、企業内で活躍する法律家の方も多くいらっしゃいます。
企業法務の期待役割は、「法律家としての専門性を持って、ビジネスの目的達成を支援する」ことだと思いますが
エンジニアも同様に、「エンジニアとしての技術力や専門性を持って、ビジネスの目的達成を支援する」ことができる方、そのような意識・目線を持っている方は、様々なプロジェクトで必要とされる、市場価値が高いエンジニアになっていけるのではないでしょうか。

日々、目の前の仕事に向き合っていると、こうした目線は持ちにくいかもしれませんが、折りに触れて、自分が携わっているシステムがどんな業務を支えているのかや、そのシステムがそもそもビジネスや業務のどんな目的を達成しようとしているのかについて考えてみたり、調べてみたりすることは、目線を上げていくためにとてもいい勉強になります。

エンジニアとしての自己研鑽は、技術の勉強をしていくことがメインになると思いますが、事業や業務についても少しでもいいのでアンテナを張って、世の中のビジネス関連のニュースを見たり、自分の所属する会社でビジネスや業務の話を聞いたりしておくのも、とてもいい経験になるはずです。

なお、アークエッジがお客様企業からご相談を頂く案件にも、ITの知見を持って、ビジネス部門とIT部門の橋渡し役として、ビジネス部門の要望をかなえたり、課題解決を支援する上流の案件があり、安定的にニーズが高い領域の一つです。

他の観点では、リーダー/サブリーダーの経験を持っている方、そうした役割を担える方も、安定的にニーズが高く大きな強みになると思います。

ITのプロジェクトは、チーム/体制で仕事を進めていくので、規模の大小はありますが、メンバーとその仕事のマネジメントを行う役割は必ず必要になります。
特にそうしたポジションでは、コミュニケーション力は大きな強みになります。

また、最近では大手中堅SIerにおいても、ローコードやノーコードの新規開発案件が増えているようです。
ゼロからソースコードを記述していくフルスクラッチのシステム開発もなくならないと思いますが生産性の向上や競争力の強化、慢性的なITエンジニア不足などを考えた際に、ローコードやノーコードの開発案件が増えていることには納得がいきます。
そうした案件では、開発業務の割合が減ることはあっても、コミュニケーションの重要性が低くなることはありません。

コミュニケーション力は、キャリアを作っていく際に、色々な場面で自分を助けてくれるスキルですので技術力にあわせて、コミュニケーション力にも目を向けて自分のキャリアを磨いていけると良いと思います。

キャリアの方向性は、一つの正解があるわけではなく人の数だけ答えがあります。
ぜひ自分らしさを大事にしながら、充実したキャリアを作って頂きたいです。

私たちが少しでもその力になれれば、嬉しく思います!