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ITエンジニアの価値を高めてくれるベーススキルの大切さ

こんにちは、アークエッジ代表取締役の林です。
私がこれまで、様々なITエンジニアの方とお会いしてきて思うのはベーススキルの大切さです。

ベーススキルとは

ベーススキルとは、社会人の基礎的能力のことで具体的な定義は、人によって多少のばらつきがあると思いますが、
私は
・コミュニケーション力
・論理的思考力
・解釈力(物事を主体的に前向きに捉える力)

などを、ベーススキルと考えています。

なお、経済産業省では、2006年に「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として「社会人基礎力」なるものを提唱しています。
この「社会人基礎力」は
・前に踏み出す力
・考え抜く力
・チームで働く力

の3つの能力(12の能力要素)から構成されているそうです。
今回の記事では、ベーススキルと一言で表現させて頂きますが具体的には上記のような社会人としての基礎的能力を指すとご理解ください。

”社会人としての”という枕詞がついておりますがもちろん、ITエンジニアもそこに含まれています。
ITエンジニアは、システムに関する専門的な知識や技術で勝負する仕事ということでベーススキルを軽視する方もいらっしゃるかもしれませんがITエンジニアこそ、ベーススキルがなお一層重要だと私は思います。

ベーススキル次第で、案件や経験を引き寄せる力も変わりますし、将来的なスキルや経験の伸び方にも大きく違いが出てくると感じています。
要員募集をしている案件でITエンジニアと顔合わせをする際に、技術・スキル面ではなく、コミュニケーション力や論理的思考力などが原因でお見送りとなってしまうことが少なくありません。
技術・スキルを伸ばせるチャンスがあったのに、それ以外のベーススキルが原因で、案件に携われないとしたら勿体ないことだと思います。
また、ITエンジニアの方の中にはベーススキルの一つであるコミュニケーションや人とのやり取りについて苦手意識のある方もいらっしゃると思いますがベーススキルは、他人と比べなくてもいいのであまり気負いすぎずに、ご自分の中で、自分なりにレベルアップしていければ良いと思います。
ぜひ、ITエンジニアとしてのキャリアを伸ばしていくためにも自分なりにベーススキルを磨いていくことに目を向けて頂ければと思います。

ベーススキルをどう磨いていくか

ベーススキルをどのように磨いていくかということについては、
①今の自分のベーススキルを客観的に評価する
②短期的ではなく、中長期的にベーススキルを底上げしていく

という2点が大切です。
ベーススキルは、自分だけの視点で評価したり認識することが難しくまた、短期的にトレーニングしたらすぐに成果が出るようなものではありません。
会社に所属されている方は、ぜひ会社や上司・先輩からのフィードバックにも耳を傾けながら自分のベーススキルについて、現状を客観的に捉え、どこに伸びしろがあるかを認識した上で、じっくりとベーススキルの向上に取り組んで頂きたいです。

私たちアークエッジでも、社員のベーススキルの向上には非常に力を入れています。
ベーススキルは、いわば建物の1階部分です。
1階部分がしっかりしていれば、その上にITエンジニアとしての技術・スキルを身に付け、磨くことで
2階、3階、その上と、どんどん立派な建物を作っていくことができます。
ベーススキルの向上にもぜひ目を向けて、ITエンジニアとして素晴らしいキャリアを作っていきましょう!